企業理念

生まれた環境や境遇で、高校卒業を諦めさせない。

 

昭和57年生まれの就職氷河期世代の私は、別府大学を卒業後に様々な仕事をしました。

故郷の沖縄に帰り、アルバイト、派遣社員、契約社員などを経験し、29歳で通信制高校サポート校に正社員として就職。

そこで出会った多くの生徒が不登校を経験しており、小中高とほぼ皆勤賞だった自分が生徒たちに寄り添えるか不安なスタートでしたが、みんなと正面から向き合うことで、一人ひとりが心を開いてくれて、とても楽しい毎日でした。

 

 

34歳で異動になり、18歳から24歳まで過ごした大分に10年ぶりに戻ってきました。

 

全日制高校に通うことが難しい生徒や、高校に在籍することが難しくなった生徒の進路変更先の一つである通信制高校は、私立の通信制高校やサポート校に通うと、年間40万~80万ほどの経済的負担を強いられます。

本人に学ぶ意欲はあっても、金銭面で高校卒業を諦めざるをえない生徒を救うことが出来ないことや、自分の無知のせいで発達障害や統合失調症などの生徒を傷付けたこともありました。

 

退職して専門学校で学び直し、精神保健福祉士の国家資格を取り、公庫から500万を借りて36歳で起業。

2019年4月に大分みらい高等学院として、生徒9名でのスタートでした。

 

 

生まれた環境やその時の境遇で、高校卒業を諦めさせない。

 

そんな想いで授業料を低価格で設定したので経営は厳しく、生徒が帰ったあとはラーメン屋さんで夜中まで働き生計を立てていました。

 

 

おかげで湯切りは上手です🍜

 

1年目に資金難で廃業危機も銀行から融資で乗り越え、2年目にはコロナ禍となりましたが25名が入学し、大分初で全国でも珍しい高校生対象の放課後等デイサービスも併設し、未来学園に改名。

 

 

3年目は42名が入学し、佐伯校も開校。

 

 

県南地域には学び直せる場所がなく、4名でのスタートでしたが、今では70名になりました。

 

 

これまで7年間で両校合わせて244名が無事に高校卒業資格を取得し、巣立っていきました。

 

 

不登校数は全国で約30万人になりましたが、通信制高校に通う生徒も30万人と、高校生の10名に1名は通信制高校を選ぶ時代になりました。

 

ここ数年で大分にもフリースクールや通信制高校も増え、学校に行きたくても行けない生徒の居場所や、学校や社会の空気や、不登校に対しての認識も大きく変わりました。

 

社会は変わってきたけど、生きづらさを抱えて、苦しい想いをしている生徒は沢山います。

 

 

今年の入試面接では、こちらからの質問に頑張って答えたくても答えられない生徒が沢山いました。

 

ある女の子は何も話すことが出来なかったけど、一生懸命お守りを握りしめていました。

 

もしかしたら全日制高校だったら不合格だったかもしれないけど、そんな生徒のために創った学校。

 

どんな子にも平等に努力する機会を与えたいという想いは起業した時から変わりません。

 

 

15名いる先生たちには、愛情を持って生徒たちに寄り添うことだけをお願いしています。

 

 

 

未来は創れる。

 

創業の頃はお金もなくて苦しかったけど、自分の夢であるこの学校を大きくして、一人でも困っている生徒を救いたい。

 

その気持ちだけで毎日が楽しかった。

 

今は暗闇で光が見えなくても、何か大きな夢や目標を見つけて頑張れば、楽しい人生が待っていると生徒たちには伝えていきたい。

 

未来に向かって、ゆっくり、一緒に歩いていきたいと思います。

 

 

合同会社みらい学園 代表 松川大介